あなたは愛する思いをどうやって伝えますか?直接会って伝える、電話やメール、LINEなど、方法は様々…。手紙は?今どきそんな古くてダサいと思っていますか?
いえいえ、ラブレターこそ想いを伝える最高の手段の一つです。
そんなラブレターのよさや書き方、例文など押さえておきたいポイントをご紹介します。
ラブレターってステキ!
ラブレターを書いて渡したことやもらったことはありますか?
ラブレターとは、愛情を告白する手紙のこと。手書きで愛のこもった手紙をもらうと嬉しさも伝わる気持ちも倍増です。
例えば昔の偉人もラブレターを書いていました。現代とは違って伝達手段がさほどない時代。太宰治、芥川龍之介、夏目漱石にアインシュタインまで…想いが募って募ってとても情熱的なラブレターを書いていたようです。ラブレターはいつの時代も愛を伝えるのに効果的な手段なのです。
ラブレターで気持ちを伝えよう
でもラブレターを書いたことない人や世代も多いのかもしれませんね。ラブレターのいろいろ、お伝えします。
●ラブレターで気持ちを伝えるメリット・デメリット
【メリット】
1.時間をかけてゆっくり書ける
想っている人を目の前に告白しようと思った場合、緊張して言葉が出てこなかったり、言いたいことの半分も伝えられなかったり…なんてこともあるものです。それに対して手紙は相手のことを想いながらじっくり書けます。言葉を選んだり、順序を考えたり、最大限想いを伝えるために最高の文章で臨むことができるわけです。
2.便箋や手書きの字など、自分らしさを伝えることもできる
便箋選びも手紙の楽しみの一つ。それであなたの好みやセンス、相手への想いを伝えることができます。また、「字は心の鏡」と言われますよね。丁寧に書くことで相手はあなたの想いを量るということも…。さらに、直接言えないストレートな言葉も、手紙なら書けるということもあります。丁寧な字でそんなストレートな熱い気持ちを書いてもらったラブレターを受け取ったら、嬉しくないわけない!あなたらしく自信を持って書いてみましょう。
3.相手に返事をじっくり考えてもらえる
直接会って愛を告白した場合、相手はあまりに突然でどうしていいのか分からなくなったり、なんだか照れくさくなったりして、いい返事をもらえなくなるという場合もあるかもしれません。でもラブレターならそんな心配は無用。手紙を何度も読んで言葉を噛みしめてもらえるかもしれないし、返事をするまでの間あなたの存在は相手にとってかなりのウェートを占めることになると思います。こんなに想って書いてくれたのなら…と、あなたのことを沢山考えているうちにいい結論を出してもらえるかもしれません。
【デメリット】
1.自分の字に自信が持てない
丁寧な字を心がけるとはいえ、やはり自分の字は気になるものです。元々あまり自分の字に自信がない人にとっては相手からの返事以前に、字をどう思われているのか不安になるということもあるかもしれませんね。心を込めて最大限丁寧に書きましょう。ちゃんと読んでもらえたかなど不安になることも…
ラブレターを渡したものの、読むところまではなかなかお目にはかかれないですよね。ちゃんと読んでくれたかなぁ…と返事をもらうまで不安になることもあるかもしれません。
どちらにしろ、返事をもらうまではなかなか会ったり話したり、ましてや確認したりしにくいと思うので、逆に不安になるのは取り越し苦労ととらえてなるべく気にしないようにしましょう。よほどのことがない限り、一度も目を通さないなんてことはないはずです。
2.返事がもらえないリスクもある
相手もどんな風に返事したらいいのか悩んだり、冗談と捉えてしまっていたり…または受験や大事な仕事など多忙な時期だったりすると返事を返しそびれるということもあるかもしれません。返事をもらいたいなら渡すタイミングに気をつけながら、返事をもらいたい旨を書き添えて渡しましょう。
ラブレターで気持ちを伝えよう
●ラブレターを書く前に…
できるだけ存在を知ってもらうところから始めましょう。全く知らない人からのラブレターはちょっと抵抗のある方もいるかもしれません。
同じ学年の相手なら、友達を介して話すきっかけを作ったり、同じ職場や取引先の相手なら適当な用事を作って話しかけてみたり。毎朝電車で見かける人を気になり始めた、などの場合はラブレターを送る前に親しくなることはなかなか難しいかもしれませんが、せめて近くに立ったり、至近距離で何かきっかけを探したりなど、存在を知ってもらえるような努力をしてみた方がゼロからのスタートより成功率がUPするかもしれません。
●ラブレターを書くときは…
ラブレターを書くあなたの気持ちは変わらなくとも、ラブレターを書く時間帯によって少々内容が変わってくるかもしれません。
夜は副交感神経が体を支配しているので1日の中でとてもリラックスしている状態です。そのことにより、理性よりも感情によって動きやすい、つまり自分の心に素直な文章を書きやすいということです。
それが逆にちょっと不安なら、翌朝目を通して冷静に判断しましょう。
また、好きな音楽や思い出の曲を聴きながら書くのも気持ちのスイッチがONになり効果的かもしれません。ラブレターを書く環境をご自身で整えてみて下さいね。
●ラブレターを渡すときは…
自分の想いを込めたラブレターが完成したら、どうやって渡しますか?
下駄箱や机、かばんの中、郵送や自宅の郵便受け…友達に渡してもらう?
ちょっと勇気はいりますが、やはりラブレターは直接渡したいですね。自分で直接渡さない限り、人に見られる可能性も高くなってしまうし、相手のもとへ無事に届いているのかも不安になります。また、差出人のあなたのことを誰だっけ?となるのを避けることができます。
ラブレターの書き方
●書くときのポイント
1.シンプルな便箋を選ぶ
先述の通り、便箋もあなたらしさや思いを表す一つのツールですが、男性の場合には特にきらきら、ごちゃごちゃしたものよりシンプルな読みやすい方が好まれます。淡い色の便箋にワンポイントの絵柄程度にとどめておく方がよいでしょう。
例えば相手の好きな物が分かっている場合それが描かれている便箋を使うと「自分のことを分かってくれている!」と喜んでもらえます。
シンプルに真っ白な便箋に自分のストレートな言葉を書いたラブレターも男性には好感を持てる人が多いと思います。
2.一文を短く心がける
文章が苦手な人も少なくありません。自分のラブレターを受け入れてもらい、最後まで読んでもらえるよう一文を短く読みやすくしましょう。相手に語りかける口調で書き、堅苦しくない文章にすると読みやすいし親近感を持てますね。
3.長文だと重くなるので短くまとめる
気持ちが大きければ大きいほど重いラブレターになりがち。「簡潔にシンプルに」を心がけながら長文の重いラブレターにならないよう心がけましょう。
4.自分のことばかり書かない
「私はあなたのことが好きです。私は…」と自分の主語が多くなると、自分のことしか考えてない人と思われてしまいます。相手を褒めたり応援したり、感謝の言葉を入れるなどして、相手を尊重する文章を盛り込むことでそれを回避でき、好感度が上がります。
●書き出し
「こんにちは」「はじめまして」などの挨拶や、突然の手紙をお詫びする一文を入れましょう。冒頭から相手を思い礼儀正しく振る舞うことで警戒心も薄れ、印象もよくなります。
●世代・シーン別ポイント&例文
ここまで準備できたらあなたの素直な気持ちを込めて書いてみましょう。
女性は特に褒められると嬉しいもの。相手を褒める言葉も入れてストレートな思いを伝えましょう。
また、男性は手紙が苦手な人も少なくないので、内容が分かりやすいように、できるだけ初めの方に「好き」を伝えましょう。
*学生の相手へ
同じ中学・高校生同士、または自分は社会人で相手が学生という場合もありますね。
学校のイベントや朝の登校・部活など共通の話題に触れたり、立場が違っても何か共感できる共通項を一つ書いたりしてみると親近感を感じてもらいやすいと思います。
●男性編
【例文】
突然の手紙ごめんね。
○○(相手の名前)とは朝の登校の時間が一緒でいつも会うよね。
毎朝○○の元気な挨拶と明るい笑顔に元気をもらっているよ。ありがとう。
僕は○○のことをずっと考えてしまっていて、いつも一緒にいられたらいいなと思っているんだ。
もしよかったら付き合ってもらえませんか?
お返事待っています。
●女性編
【例文】
いきなり手紙出してしまってごめんね。
実は私、○○(相手の名前)のこと好きになっちゃったんだよね。
○○と話してると周りの雰囲気も明るくなるし、勉強も部活も頑張っている姿にいつも
私も頑張ろうって思うんだ。いつもありがとう!
もしよかったら私とお付き合いしてもらえませんか?
お返事待っています。
*社会人の相手へ
社会人なので、大人として礼儀を忘れず心遣いのできるところを一文書けるといいと思います。
●男性編
【例文】
突然手紙を書いてごめんね。
今日も仕事お疲れ様!
疲れて事務所に戻ってきても○○(相手の名前)の笑顔をみると癒されるよ。ありがとう。
そんな○○の笑顔をずっとそばでみていたいです。
よかったら付き合ってもらえませんか?
お返事待っています。
最近寒いし風邪など気をつけてね。
●女性編
【例文】
いきなりお手紙を出してしまってごめんなさい。
先日は一緒にお仕事できて嬉しかったです。沢山フォローしていただいてありがとうございました。
あのときから○○(相手の名前)のことがずっと忘れられなくて、もっと一緒にいたいと思うようになりました。
もしよければ今度ご都合のいい日にどこか一緒に行きませんか?
お返事待っています。
*仲のよい友達へ
一歩間違えれば友達の延長としてのお手紙と勘違いされてしまうことも。いつも通りの言葉遣いで分かりやすくストレートな言葉を書きましょう。
●男性編
【例文】
あらたまって手紙を書いてみたよ。
○○(相手の名前)と仲良くなってまる1年経ったね。
○○といるといつも笑ってばかりで本当に楽しい時間を過ごしてるよ。ありがとう。
いつの間にか僕にとって○○の存在がとても大きくなっているよ。
これからもずっとずっとそばで一緒にいてくれないかな?
僕と付き合って下さい。
お返事待っています。
●女性編
【例文】
いきなりお手紙だしちゃってごめんね。
実はね、○○(相手の名前)のこと、好きになったんだ。
○○と一緒にいると毎日が楽しくてすごくあたたかい気持ちになるよ。
これからもずっと一緒にいたいなぁと思っています。
もしよかったら私とお付き合いして下さい!
*一目惚れ・連絡先を知らない相手へ
まだ親しくない間柄なので、自己紹介やいきさつなど丁寧に書きましょう。
また、連絡先を書いておくとメールなどでのやり取りもスムーズかもしれません。
くれぐれも自分の連絡先を書かずに相手に連絡先を聞くようなことは避けましょう。
【例文】
はじめまして。突然のお手紙ごめんなさい。
私は○○です。(自己紹介)
初めて●●でお会いした時から気になっていました。
よかったらお友達になって下さい。(書けるようなら自分の連絡先も)
お返事お待ちしています。
いろんなラブレターも書いてみよう!
ラブレターは異性への愛の告白だけが全てではありません。
両親や兄弟姉妹へ、友達同士、夫婦間や子供へなど…日頃の感謝や想いを伝えることは素晴らしいことです。むしろこのようなラブレターの方が書くチャンスは多いのかもしれませんね。
普段口ではなかなか素直になれないかもしれませんが、記念日や、結婚・出産などのライフイベント、ちょっとした機会を生かして…大切な人にラブレターで想いを伝えてみませんか?
●ラブレターコンテスト
日本製紙連合会が主催しているもので、ラブレターを送る相手は大切な想いを伝えたい相手であれば誰でも良いとし沢山の愛のメッセージが寄せられています。
【2015年受賞作品】
今日は本当の気持ちをあなた達に伝えます。
いつもいつもイライラして
いつもいつも私の気持ちなんか分かってないって思って
いつもいつもごめんね。
本当はあなた達が笑っていてくれるだけでいい。
ただそれだけで良い。
いつもいつも側にいてくれてありがとう。
いつもいつも、いつまでも愛してるよ。
(30代/女性)
(引用:http://kamitsubu.com/campaign/loveletter/2015/)
【2014年受賞作品】
君の料理全部好きです。
でも仕事で遅く帰った時に
出てくる君の笑顔と
お茶漬けが最高に大好きです。
(20代/男性)
(引用:http://kamitsubu.com/campaign/loveletter/2014/)
●3行ラブレター
日本語文章能力検定協会が1999年から毎年行っていたコンテスト。今ではメディアにも取り上げられた背景で有名になりつつあります。
【第6回3行ラブレター】
メールがきた、今何してんの?って
ぼーっとしてるって返した
君のメール待ってたなんて送れへんよ
(18歳/男性/学生)
【第8回3行ラブレター】
分娩室から出たら父がいた
「よく頑張ったね」頭をぐしゃぐしゃになでてくれた
いつぶりだろう 母親になった直後 娘になった
(28歳/女性/無職)
(引用:http://blog.renren.com/share/222704040/4292177407)
それぞれ形は違いますが、ラブレターは想いを伝える最高の手段の一つ。ちょっと送ってみたくなりましたか?
愛情を込めて書いてくれたラブレターをもらうと誰でも嬉しいものです。
是非あなたも想いを寄せている人、周りの大切な人へラブレターを書いてみませんか?
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